〜絶海の孤島へ馳せる想い〜
沖縄本島から東に約400kmの沖合いにある隆起珊瑚礁の島。南大東島と北大東島の有人島2島と今は無人島となっている沖大東島。それに無人の小島を含め大東諸島を形成している。南大東島は意外に大きく沖縄の中で第6番目の面積を有し、大東諸島は古くから「大きい東にある島」という意味の「うふあがり島」と呼ばれている。南大東と北大東はそれぞれ断崖絶壁の海岸線を有し船で簡単に行き来することは難しい。そのため8kmしか離れていないにもかかわらず琉球エアーコミューターの定期航路が就航している。この航路は日本で一番短い定期航空航路である。明治時代に八丈島の開拓団が入植したのが島の歴史の始まりで、そのため沖縄と八丈島の特徴が入り混じる独特の文化がある。
どうやって行くの?
那覇からの航空航路があり南大東島へは1日1~2往復、北大東島へは週3~4便の運航。また南北大東島間は日本一短い定期航路が就航している。この他那覇からフェリーが年間約70往復就航しているが、距離が長いためおよそ15時間の時間を要す。またフェリーの乗り降りの際に旅客をコンテナに入れて釣り上げる風景は珍しく一度は体験してみたい。
イチ押しスポット
【南大東島】自然が作り上げた神秘の鍾乳洞
【南大東島】鍾乳洞
地底湖も存在する南大東の鍾乳洞
珊瑚が隆起して出来た島だけあって南大東島には多数の鍾乳洞がある。なかでも「星野洞」は整備されており誰でも気軽に見学する事が出来る。他にもガイド付きでなければ行けないが地底湖も存在し冒険心をかき立ててくれる。南大東島には一般的な観光施設はあまりないが、他では体験出来ないような自然の神秘が残されている。
クレーンで釣り上げての上陸風景
船からの上陸は一苦労!
大東島は水深4,000メートルの海底から立ち上がった火山島の頂上にサンゴが堆積し、それが数回にわたり隆起して誕生した世界的にも非常に珍しい誕生のし方をした島である。そのため断崖絶壁で囲われていて港に適した湾はなく、また停泊中も波の影響を受けやすい。そのため船からの荷降ろしなどは基本的にクレーンを使い吊り上げて上陸させている。人も同じくコンテナに入り釣り上げるため、旅行者には珍しい光景となり乗ってみたいと憧れる人も多い。
まだまだある南北大東島の見どころ
【南大東】海軍棒プール
ビーチの無い大東島での泳ぎ方
隆起珊瑚礁の断崖絶壁に囲まれた島のため砂のあるビーチは基本的には無い。そのため岩をくり抜いて泳ぐ場所を作ったのがこの海軍棒プールである。名前の由来は1892年に海軍がこの島を探検した際に測量の基準として建てた標識から。満潮時には波をかぶり入ることは出来ないが、水が入れ変わるので中にはエビや魚も泳ぐ天然プールのようになっている。
【北大東】燐鉱石貯蔵庫跡
島の歴史を感じられる燐鉱石貯蔵庫跡
北大東島はかつては燐鉱石の採掘が盛んであった。昭和25年に閉山するまでのおよそ40年間、燐採掘で島は賑わい、その施設が今も廃墟として一部残っている。
ふるさと文化センター
南大東島にはふるさと文化センターがあり、島の開拓の歴史を学びつつ昭和58年までは現役で走っていたシュガートレインなどを見学する事が出来る。
さとうきび
食べ物・特産品
お 酒 ラム酒(南大東島産のサトウキビを原料とした国産のラム酒)
農産物 サトウキビ
海産物 カツオ、大東寿司など
宿泊施設
宿泊施設は少なくそれぞれ数軒程度
- 南大東島では「ホテルよしざと」がツアー設定宿
- 北大東島では村営の「ハマユウ荘」がツアーでご利用頂ける
ご自身の旅のスタイルに合ったお宿をお選びください。
イベント・祭り
6月 |
南北親善競技大会 |
---|---|
8月 |
盆踊り |
9月 |
豊年祭 |
ツアー一覧
現在こちらの行き先のツアーはリクエストにてお受けしております。
ご希望の方はオーダーツアーからご相談ください。